病児保育室たより

病児保育室だより 9月

残暑は厳しいものの、朝夕の涼しい風に少し秋の気配を感じるようになりました。温度差によって風邪をひきやすくなりますので注意したいですね。

先月は風邪や胃腸炎、咽頭炎のお子さんの利用が多くみられました。

最近は水痘(水ぼうそう)のお子さんもちらほら…。水痘は感染力が強く、空気感染で広まっていきます。「もしかして?」と気になる時は、すぐに受診されることをお勧めします。

病児保育では水痘のお子さんもお預かりします。しかし、他の症状のお子さんとの同室利用はできませんので、ご利用希望の際はご相談ください。

 

「水ぼうそう」

赤い米粒大の発疹が胸や背中、お腹などに出始め、半日から1日で全身に広がり、強いかゆみを伴います。同時に、37~38℃の熱が出ることもあります。次第に発疹の中央に水膨れができ、白っぽい膿を含んだ発疹に変化し、3~4日で黒いかさぶたになってかゆみが治まります。発疹は虫刺されによく似ているので症状の出始めは注意が必要です。症状が出たらすぐに受診しましょう。

また、学校感染症に指定されている病気なので、医師の許可を得てから登園するようにしましょう。予防接種を受けておくと、かかっても軽症で済むことが多いようで、1歳過ぎから受けることができます。

おうちでは…

①発疹をかきむしらないように爪は短くし、手洗いをこまめにしましょう。
②お風呂やシャワーで汗を流し、肌を清潔にしておくと、かゆみも軽減し、化膿しにくくなります。③口の中にも発疹ができます。おかゆなどの消化がよく、刺激の少ないものを与えましょう。