病児保育室たより

病児保育室だより 令和7年度7月

今年は例年より早い梅雨明けとなり、長い夏が始まりましたね。

今月は咽頭炎の子どもたちの利用が多くなっていました。

夏場はヘルパンギーナや手足口病、流行性結膜熱など様々な感染症が流行りやすいので園や学校での感染状況に注意しながら過ごしていきましょう。

そして感染症と同じくらい怖いのが「熱中症」です。子どもたちは身長が低いため、地面からの照り返しを大人よりも受けてしまったり、体温や汗の調節機能が未熟なため、熱中症にかかりやすいといわれています。子どもの熱中症予防の方法と症状への対応方法をお知らせします。

 

予防方法

➀こまめな水分補給

喉が渇く前に少しずつ塩分と水分を補給させたり、水筒やペットボトルに麦茶やスポーツドリンクを入れて持たせておきましょう。紅茶や緑茶は利尿作用があるため、予防には向きません。

※子どもの傾向として、ストロータイプの水筒は、口に入っていく量が少なく少ししか飲んでいなくても飲んだ気になってしまいます。しっかり水分を摂らせたい時は、コップに入れたり、直飲みの水筒の方が量は摂れます。

➁気温と体温に合わせて衣類を調節

通気性のよい涼しい服を着せるようにしましょう。外出時には必ず帽子をかぶりましょう。

③こまめに日陰・屋内で休憩する

子どもは大人より照り返しの影響を受けることを留意しましょう。

④子どもの異変に気付く

顔が赤いまたは顔面蒼白、ひどく汗をかいている、皮膚が冷たい、腹痛・吐き気・嘔吐・目めまいなど軽症の時点で、体調の変化に気づけるようにしましょう。

⑤適切なクーラーの使用

常にクーラーが効いた場所で過ごしていると、体が暑さに慣れません。室内でも適度に運動し、汗をかくことも必要です。