病児保育室だより 令和7年度12月
早いもので今年も残りわずかとなりました。
今年も病児保育をご利用いただき、誠にありがとうございました。体調が優れない中での登園は、保護者の皆さまもご心配が多かったことと思います。お子さまの体調やご家庭での様子を丁寧に伝えていただいたことで、安心してお預かりすることができました。皆さまのご協力・ご理解のおかげで、大きな事故や問題なく締めくくれそうです。ありがとうございました。来年もスタッフ一丸となり、子どもたち、ご家族皆さまの力になれるよう心を込めて保育していきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
【乾燥シーズン!咳が長引く理由】
気温が下がり、空気が乾燥するこの時期はウイルスが増えやすく鼻水・咳の症状が長引きやすくなります。鼻の奥が乾燥すると粘膜のバリア機能が落ち、鼻水がのどへ流れ込み、夜間の咳込みにつながることもあります。対策のポイントとしては…
・湿度を50~60%に保つ
・寝るときは枕を少し高くする
・鼻水が多いときは就寝前に鼻吸いをする
・水分をこまめにとる
病児保育室では、室内の湿度管理や体調に合わせた安静保持を行い、少しでも呼吸が楽になる環境づくりに努めています。
【乾燥による皮膚トラブルにご注意を!】
冬は温度が下がり、肌の乾燥やあかぎれ、乳児湿疹の悪化が増える時期です。乾燥した皮膚はかゆみが出やすく、かきこわしから傷ができてしまうと、そこから細菌が入ってとびひにつながることもあります。
入浴は長湯を避け、お風呂上りはできるだけ早く、たっぷりと保湿剤を塗ることがポイント。特にひじ・ひざ裏・ほほ・お腹まわりは乾燥しやすいので念入りに。室内では、加湿をすると肌の水分保持にも効果があります。
【年末年始のお休みに備えて】
年末年始は医療機関が休診になることが多く、急な発熱や嘔吐などで困る場面があります。いざという時に慌てないよう、「急病・救急センター」や「夜間休日当番医」等の情報を事前に確認しておくと安心です。
また、判断に迷ったときは小児救急電話相談(#8000)が便利です。看護師や医師が症状の聞き取りを行い、受診の目安を教えてくれます。
病児保育室のお休み期間も含め、年末年始はいつも以上に体調を崩しやすい時期です。寒さ対策とこまめな水分補給を意識して、元気に年越しを迎えましょう。


