病児保育室だより 令和6年度8月
毎日暑い日が続きますね。
真っ青の空に入道雲や向日葵・朝顔などの夏の花々たちをみて夏本番の8月を感じさせられる毎日です。
せっかく夏休みに入ったのに熱中症アラートで外出も簡単にはできない日々。皆さんどのようにお過ごしでしょうか。
残り少ない夏休み。熱中症対策をしながら夏ならではの経験や行事、思い出づくりができると良いですね。
先月の当病児保育室ではアデノや手足口病のお子さまのご利用がとても多かったです。
今回は7月・8月でグンと増えてきたRSウイルスについてお話したいと思います。
<RSウイルス>
症状・・・発熱や咳・鼻水などの呼吸器症状がでてきます。例年秋から冬にかけて流行していましたが近年では夏季より流行がはじまってきています。2~5日間の潜伏期間の後、上記の症状が現れます。5~6日に向かい咳や鼻水が日ましに強くなり、ゼーゼー・ヒューヒュー喘鳴を伴いピークをむかえます。風邪の一種のウイルスですが普通の風邪と違い乳幼児や早産児、心臓や肺に疾患があるお子さんが感染すると肺炎や気管支炎など重症化しやすく気管支喘息などにもつながりやすくなります。
治療・・・RSウイルスには有効な抗ウイルス剤はなく発熱、咳・鼻水に対しての症状を和らげる対症療法となります。
咳や鼻水などからの飛沫感染、ドアノブやリモコンなど環境表面についたウイルスへの接触による接触感染などがあるので、感染経路を把握しつつ手洗い・うがい、手指消毒やマスク着用などで、しっかり感染対策していきましょう。
☆彡ポケット感染に注意
子どもの鼻をかんだティッシュ・・・そのままポケットやバックなどにしまいこんでいませんか?そのままにしていると、そこから感染が広がっていきます。
鼻をかんだティッシュを密封できるポリ袋などをティッシュと一緒に準備できると良いですね。
新学期が始まるまであと少しとなりました。
生活リズムをみなおしつつ新学期にむけて体調管理をしてきましょう。
病児保育の1コマ
8月の製作は絵本「きんぎょがにげた」の金魚のうちわを作ってみました♪
ガーゼのポンポンに絵の具をつけて金魚の型に合わせてポンポンポンとスタンプ。異年齢の皆で協力したり声かけしたりと楽しい時間。帰りのお迎え時にとてもうれしそうな顔をしながら親御さんの元へうちわを見せに行く姿がとても可愛らしく、元気をもらう私たちです。