病児保育室たより

病児保育室だより 令和5年度7月

連日の暑さで体調を崩しやすくなっていませんか?

今月の病児保育室利用は、先月に引き続き、インフルエンザ、アデノウイルス感染症、RSウイルス感染症などの感染症や感冒症状など疾患が様々でした。ご利用にあたり、検査等へのご協力いつもありがとうございます。

少しの咳や鼻水、発熱でもインフルエンザやコロナウイルス、その他の感染症である可能性もあります。早めの受診や検査をおすすめします。

 

さて、今月は「熱中症」についてお知らせします。

子どもたちは、普段冷房の効いた環境にいることが多いかと思いますが、室温が低い環境でも湿度が高かったり、十分に水分・塩分摂取ができていないと熱中症と同じような状態になってしまうので注意が必要ですね。

熱中症について

高温多湿な環境にさらされることで体内の水分や塩分のバランスが崩れて調子が悪くなった状態です。「日射病」「熱射病」などをまとめて、「熱中症」といいます。

症状と対応

症状 対応
・倒れて意識がない

・けいれんを起こした

命の危険が迫っています!

救急車を呼びましょう。

・力が入らない

・ぼーっとしている

危険信号です!

病院へ連れていきましょう。

・熱が体にこもる

・呼吸が速い

・めまいがする

・顔色が悪い

・腹痛、吐き気

・足などがつる

・全身がだるい

涼しい所へ移動させ、風を送ったり、衣服を緩めて楽な状態にさせましょう。

首、脇の下、足の付け根を冷やしますイオン飲料水を少量ずつ与えましょう。

しばらくたっても回復しない場合は、病院へ連れていきましょう。

予防のポイント

〇日中は帽子をかぶり、涼しい服装で外出しましょう。日よけのあるベビーカーでも照り返しで熱くなるので出来るだけ短時間で切り上げましょう。

〇海や屋外プールでも30分ごとに日陰で休息をとるようにしましょう。

〇水分は電解質の入っているイオン飲料水を与えましょう。

〇短時間であっても、車内に子どもだけを残すのは避けましょう。