病児保育室たより

病児保育室だより 令和3年度5月

新学期が始まり、ひと月が経ちました。子どもたちは新しい環境やお友達・先生との関わりにも慣れてきたところでしょうか?

5月は新学期の疲れが出てくる頃でもあります。特に初めての集団生活では感染症にかかったり、突然の発熱や風邪症状がでたりすることもあります。

今月は発熱と解熱剤の使い方についてお伝えします。

発熱と解熱剤について

子どもは体温の調節機能が未熟です。
大人と違って簡単に高熱を出しますが、それによって病原菌を抑えて自分を守っています。

大人よりも体力が弱いので、熱の高さで勝負しています。
でも、大人のようには熱のつらさを感じない子も多くいます。

★解熱剤を使うタイミング★

解熱剤は一時的に熱を下げるだけで、病気を改善させるものではありません。解熱剤を使う目安は38.0~38.5℃以上ですが、食事や水分が摂れ、遊ぶ元気があるような時は、使用せずに様子を見てもよいでしょう。

・高熱によって元気がなく、ぐったりしている

・機嫌が悪く、眠れない

・水分が摂れず、おしっこが少ない

などの状態のときは使用しましょう。 

お子さんが高熱のときは、とても心配だと思います。不安な時はかかりつけ医に相談してからお子さんの状態に合わせてお薬を上手に使えるといいですね。