病児保育室たより

病児保育室だより 10月

昼間は汗ばむ日もありますが、朝夕はぐっと冷えこむようになりました。お布団も洋服も衣替えの季節ですね。寒暖差で体が冷えてしまわないようにきちんと下着を着て、上着などで体温調節をしましょう。

さて、先月は風邪、溶連菌感染症、RSウイルス感染症で病児保育室をご利用される子どもさんが多かったです。溶連菌感染症は、抗生剤服用24時間以上経て全身状態が良ければ登園・登校が可能ですが、RSウイルス感染症は、呼吸器症状が消失し、全身状態が良いことが登園の目安になりますので気を付けましょう。

今月はRSウイルス感染症についてお知らせします。

 

RSウイルス感染症とは・・・

気管支炎や肺炎などを起こすウイルス感染症で、冬場に乳幼児の多くが感染します。終生免疫ではなく、2歳までにほぼ100%感染するといわれているため、毎年かかる子どもも多いようです。

症状

4~5日の潜伏期間の後、鼻水、咳、発熱などの風邪に似た症状が現れます。通常は1週間前後で回復しますが、なかには肺炎や気管支炎を発症する子どももいます。特に心肺に基礎疾患がある子は重症化しやすいので注意が必要です。また、新生児、低出生体重児、生後6か月未満の乳児も重症化しやすいといわれています。手洗い・うがい(乳児は外から帰ったら水を飲ませる)をしっかり行い、予防しましょう。

 

対応

症状が軽い場合は、風邪をひいた時と同様、水分補給・睡眠・栄養・保温に注意し、安静にして経過をみます。脱水気味になると、たんが粘稠になって吐き出すのが困難になるので、水分をこまめに与えましょう。

 

★みんなのお気に入り★

以前、子どもたちと手作りの「魚釣りゲーム」をしました。おもちゃの魚釣り道具もあるのですが、この日は自分で絵を描いたり、テープを貼ったり、工作も楽しみながら魚釣りをしました。

今月はハロウィン🎃もやってくるので、魔法使いやおばけに変身できるようなマントやステッキを作ったりして楽しもうと思います!